小さなまちでホームステイ あびらぐらしキャンプ【1日目】

2016年1月9日

 

苫小牧、札幌、白老から朝学2年生から中学1年生までの子ども達が安平町早来駅に降り立ち、NPO法人ねおすのイエティクラブ+東胆振子どもグリーンツーリズム推進連合会の共催あびらぐらしキャンプ1泊2日のスタートです。

 

早来町に到着した子どもたちは、最初に2日間の活動のお話や、自己紹介などのオリエンテーションを済ませ、さっそくやってきた安平町の猟師さんと、森歩きに出かけました。

例年より雪も少なく、気温も高めの東胆振。青空が広がり、風も穏やかな過ごしやすい冬の日です。猟師さんとときわキャンプ場へ向かい、ぐんぐん森の中へ入っていきます。猟師さんが鹿がいつもどんなところにいるか、その大きさや季節や性別による毛の色の違い、隠れ方を教えてもらったり、見つけた足跡から様々な情報…足跡の新しさや古さの見方、オスかメスか、どちらに進んでいるのか・・・などの読み取り方も教わりました。途中からは鹿たちの歩いた道を歩いたり。トドマツの幹にツノを磨いた痕跡を見つけたり。1時間半ほど軽く汗をかきながら、うっすらと雪の山道を歩き、森を一周して戻ってきてからは、猟師さんがいつも狩猟に行く時の荷物や道具を見せてくれました。どんな時にどんなものを使うのか、どうやって猟を行うのか、子どもたちにとってなかなか知る機会のなかった狩猟のお話。鹿のツノって最初は袋に入ってるの?硬くないんだ?ツノとツノをこうやって組ませて戦うんだ! どれくらい鹿を取るの? 鉄砲の玉って高いんだね!などなど皆興味津々。 


森散歩と猟師さんのお話の後はお昼ご飯タイム。お弁当と暖かいエゾシカシチューを食べてほっとひといき。

そこからはエゾシカのツノを使って、思い思いのクラフトにトライです。ツノのどの部分を使ってどんなものが作れそうか各々に考えて、ノコギリでごりごり切ったり、ドリルで穴を開けたり、ヤスリで丁寧に磨いたり・・・。

どんどん熱中する子ども達。時間はあっという間に過ぎていき、ここからは安平暮らし体験の時間です。

ホームステイを受け入れてくれるお家の方々とご対面。

さっきまでは「初めて会うひとのお家にお泊まりに行くの、心細くない?」って聞いたら「ぜーんぜん、緊張しないよ。へっちゃら。」「おじーちゃんちに行くみたいな感じかなぁ」なんて言っていたけれど、お家のひとが迎えに来てくれたら、なんだか急に実感が湧いてきて、みんなどきどきな顔になりました。

ちょっと物静かになって自己紹介をして、緊張しながらそれでもきちんとみんな、ホストファミリーに「よろしくおねがいします」を伝え、二人ペアでそれぞれ一晩お世話になるお家へ出かけて行きました。

 

さて。みんな明日までどうやって過ごしてくるでしょう。

どんな顔で帰ってくるかなぁ。

 

 

緊急連絡の電話が鳴らないことを祈りつつ。

 

どうかみんな楽しい時間を過ごしてきますように。。。